湯川秀樹(1972)
『生命は積木細工ですね。量子力学のような難しいこと,直感をこえることは何もありませんね。そのうち、脳もわかってしまいますね』
福井謙一(1984)
『運慶が仁王を彫る手つきはいかにも無造作であり、荒削りであり、無遠慮であったが、そのように見えるのは、最初から木の中に埋まっている仁王を掘り出すかのような自然な、無理のない創造であったからにほかならない。 自然科学における創造の理想的な姿も、かくあらねばならない、と私は思う』 夢十夜(夏目漱石)の一節
我々は2007年10月1日に始動した電子科学研究所で一番新しい研究分野です(2008年4月現在)。我々は様々な視座から、自然現象に照らし合わせつつ自然な無理のない形で生命システムの論理を構成し、生命の中に積木細工をこえる概念はなにかを追求したいとおもっています。一緒に新しい研究分野を拓いていきませんか?北海道大学はもちろん他大学からも大学院生(前期課程・後期課程)を広く募っています。
当研究室は北海道大学 総合化学院 (物質化学コース分子物質化学講座 データ数理研究室)ならびに理学院数学専攻(数理科学系)に協力講座を持っています。
総合化学院物質化学コースの過去の大学院入試問題も専攻のホームページからダウンロードできますし、出題範囲などの情報も詳しく開示されています。事前のTOEFLまたはTOEICの受験が必須ですので、ご留意ください。
詳しくは総合化学院の入試情報公式ページ をご覧ください。
理学院数学専攻の特徴のひとつは日本でも有数の「数学とその境界領域に関する研究教育拠点」であり、院生はもちろんのこと、教官も数学出身以外のひとが多いのが特筆するところです。入学試験もユニークで「レポートと口頭試問」のみですが、修士課程に入学してから博士課程への進学は資格試験制度があって、その資格試験に合格する必要があります。
詳しくは理学院数学専攻の入試情報公式ページ を参照してください。
当該研究分野では、既存の枠組みにとらわれない多彩な人材を求めています。数学、物理、化学、ないし生物のいずれかを専門としてきている人で、当該研究分野に興味のある方は小松崎まで (”tamiki”に続けて”@es.hokudai.ac.jp”)ぜひご一報ください。
日本学術振興会に特別研究員制度についてのページがあります。当該研究分野で研究をしてみたいと思われる方も小松崎までお問い合わせください。